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環境ニュース[国内]

組換え細菌培養液が土壌に流出 明治製菓微生物資源研究所敷地内で

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2005.10.05 【情報源】文部科学省/2005.10.04 発表

 抗生物質を生産するための遺伝子組換え細菌培養液約100リットルが平成17年6月20日に、明治製菓(株)微生物資源研究所(神奈川県小田原市)の敷地内の土壌に流出していたことが、同社が17年10月4日に文部科学省に行った通報により判明した。
 通報によると、当時、研究所内の培養実験施設内で培養液約400リットルが噴きこぼれ、うち約300リットルが実験室床面、約100リットルが研究所の敷地に流出したという。
 この組換え細菌に病原性はなく、流出した培養液、土壌の回収、組換え生物不活化処理もすでに完了済み。
 なお文部科学省は、本来「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律(カルタヘナ法)」に基づき、速やかに届け出が必要な事故にもかかわらず、通報が著しく遅れたことを重く見、同社を厳重注意するとともに、事故の経緯、原因、対策について改めて報告を行うよう要請した。
 また同省職員を現地に派遣し、同社が行った措置が適切であったかを確認するとした。【文部科学省】

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