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環境ニュース[海外]

欧州議会・閣僚理事会 鉱業廃棄物指令に合意

ごみ・リサイクル 産業廃棄物】 【掲載日】2005.12.26 【情報源】EU/2005.12.07 発表

 欧州議会と閣僚理事会が、鉱業廃棄物の管理のための新たなEU指令について調停合意に達したことを受け、欧州委員会のディマス環境委員は、これを歓迎した。
 適切に管理されない場合、その組成及び量から、鉱物採取業の廃棄物は、ヒトの健康及び環境に対して、深刻かつ長期にわたる脅威となるおそれがある。本指令は、鉱滓池及び廃棄物堆積場において、廃棄物の貯蔵による水及び土壌の汚染を防止するためのルールを導入することを目的としており、特に、廃棄物施設の長期及び短期の安定性を重視している。改正セベソII指令及び利用可能な最良の技術に関する参照文書とともに、新指令により、EU全域における鉱業廃棄物の環境適合的な管理が確保される。
 新指令は、廃棄物施設の計画から許可、操業、閉鎖、跡地管理までを扱うもので、あらゆる鉱業廃棄物が、水質及び土壌汚染防止、廃棄物施設の安定性を重視した規定の対象となる。
 調停の結果、廃棄物管理計画及び許可等が強化され、影響を受けた全ての土地の回復を財務保証で明確にカバーすることとなった。
 なお、調停委員会における合意は、欧州議会、閣僚理事会により採択される必要がある。【欧州委員会環境総局】

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