エコラベルの対象に密封剤が追加される

【エコビジネス 環境ラベル】 【掲載日】2006.01.10 【情報源】ドイツ／2005.12.21 発表

　ドイツ連邦環境省は、12月21日、エコラベル審査委員会が、エコラベル「ブルーエンジェル」の対象に密封剤を追加したこと発表した。密封剤は、コンピューターなどの騒音防止や衛生設備、台所設備などの隙間を塞ぐことなどを目的に使用されている。今後、環境基準や健康基準を満たした密封剤に対し、「ブルーエンジェル」が授与される。
　また、審査委員会は、既にブルーエンジェルの対象となっている多機能機器や印刷機、コピー機を、新たなカテゴリー「印刷機能を伴った事務機器」に集約し、認定基準を厳しくすることを決定した。厳格化される基準は、機器のアイドリング時のエネルギー使用量や使用開始までにかかる時間、快適な使用条件、そしてユーザーへの詳細な省エネ情報の提供などになる。また、各種コンピューターは、カテゴリー「コンピューター」に集約される。
　なお、2002年には、電磁波の少ない携帯電話が「ブルーエンジェル」の対象になることが決定されたが、現時点では、製造者から認定の申請は無い。審査委員会は、有効期間を2年間延長すること、さらに「ベビーフォン」を対象に加えるための審査を開始することを決定した。【ドイツ連邦環境省】