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環境ニュース[国内]

06年7〜9月の北西太平洋の海面水温、日本の南東域以外では平年並みの見込み

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2006.03.13 【情報源】気象庁/2006.03.10 発表

 2006年夏季(7〜9月)の北西太平洋の海面水温は、日本の南東とはるか南東で平年より高くなるが、それ以外の海域では平年並みとなる見込みであることが、気象庁の06年3月10日付け発表であきらかになった。
 日本近海の海面水温および、深さ100メートルの海面下の水温は、強い寒気の影響をうけ、05年12月以降、平年を大きく下回る状態が続いていた。海面下の水温は夏まで低温状態が続くと見られるが、海面水温は天候の影響により、低温傾向が緩和される見込み。
 なお、太平洋赤道域では現在ラニーニャ現象(注1)が発生している可能性が指摘されており、気象庁のエルニーニョ予測モデルは、監視海域の海面水温が春にかけて基準値に近づき、夏は基準値付近からやや高い値で推移すると予測している。
 このため、北西太平洋低緯度のフィリピン近海、フィリピン東方、赤道域の日付変更線付近の海面水温は平年並となり、日本のはるか南東では平年より高い状態が夏まで続くと予測されたもの。

(注1)太平洋赤道域の中央部(日付変更線付近)から南米のペルー沿岸にかけての広い海域で海面水温が平年より低い状態が続く現象。ラニーニャ現象発生時の日本の天候は、東日本、西日本で夏の気温が平年並から平年より高くなる傾向がある。【気象庁】
 

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