１８年３月末時点の社会保険庁所管建築物の吹付けアスベスト使用状況を公表

【健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2006.04.11 【情報源】厚生労働省／2006.04.07 発表

　社会保険庁は平成１８年４月７日、同庁と独立行政法人年金・健康保険福祉施設整理機構が管理する建築物での吹付けアスベスト、アスベスト含有吹付けロックウールの使用状況調査の続報をまとめ、１８年１月１２日に引き続いて公表した。
　この調査は１７年８月から１８年３月末まで、社会保険庁が所管する社会保険事務所庁舎、社会保険病院、年金・健康保険福祉施設整理機構が所管する厚生年金会館など９４８施設を対象に実施したもの。
　１８年１月１２日の発表では、９４８か所中、吹付けアスベストなどの使用のおそれがあるものを８５か所としていたが、その後１８年３月末までに、うち２２か所で吹付けアスベストなどが使用されていないことが判明。　
　今回の公表内容では、吹付けアスベストなどの使用が確認されたのは６３か所、うち封じ込めなどの飛散防止対策を完了していたものは５２か所、対策工事中・対策着手予定が４か所、分析調査中が７か所としている。
　なお対策工事が実施予定の施設や、分析調査中の施設では、応急措置として、吹付けアスベスト使用箇所への関係者以外の立入禁止措置が講じられていた。【厚生労働省　社会保険庁】