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環境ニュース[国内]

日本航空インターナショナル格納庫で劣化ウラン製部品を発見

エネルギー 原子力】 【掲載日】2006.04.27 【情報源】文部科学省/2006.04.25 発表

 平成18年4月23日に、千葉県成田市の(株)日本航空インターナショナル成田整備事業部第3ハンガー(格納庫)内で、使用許可を受けていない核燃料物質がみつかり、同社は翌24日に文部科学省に通報を行った。
 みつかった核燃料物質の内容は、劣化ウラン製バランスウエイトで、劣化ウラン量は要許可量の300グラムを大幅に超える約14.8キログラム。
 日本航空インターナショナルによると、このバランスウエイトは貨物機1機の上部方向舵に取り付けられていたもので、点検のため取り外したところ、劣化ウラン製であることが確認されたという。
 同社は、従来使用していた劣化ウラン製のバランスウエイトの全てを、8年までにタングステン製に交換したとして、核燃料物質使用廃止届を提出していた。劣化ウラン製のものが残っていた経緯については現在調査中。
 なお、みつかった劣化ウラン製バランスウエイトは現在、日本航空インターナショナル内の施錠管理されたX線照射室内の保管庫に移管されており、新保管場所の放射線は入り口で最大1時間あたり0.03マイクシーベルトと、安全上問題のないレベルとなっている。
 文部科学省は、核燃料物質使用廃止届を提出していたにもかかわらず、劣化ウラン製のバランスウエイトが使われていたことを重く見、日本航空インターナショナルを厳重注意した。また他に劣化ウラン製バランスウエイトが使用されたケースがないか調査し、今後の対応と併せて報告すること、引き続き物質を安全に保管管理することを同社に求めた。【文部科学省】   

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