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環境ニュース[国内]

社会的責任の定義、扱う活動範囲などを合意 ISO社会的責任WG第3回総会

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2006.05.24 【情報源】経済産業省/2006.05.23 発表

 2006年5月15日から19日まで、ポルトガルのリスボンで国際標準機関(ISO)の社会的責任(SR)に関するワーキンググループ第3回総会が開催され、53か国、25国際機関などから313名が参加した。
 ISOでは、01年から「企業の社会的責任(CSR)」に関する国際規格開発について議論を開始。04年6月開催の技術管理委員会(TMB)で、全ての組織のSRに関する第3者認証を目的としない国際ガイダンス文書策定に取り組むことが決議され、その後04年9月の技術管理委員会でSRワーキンググループ設置が正式決定した。
 第3回総会では、第1次作業文書に寄せられた約2200件のコメントを整理し、社会的責任ガイダンス規格「ISO26000」の基本となるSRの定義やSRが扱う範囲などが合意された。
 合意されたSRの定義は、「(みずからの)活動が社会・環境に及ぼす影響に責任を果たす組織の行動で、社会の関心・持続的発展との整合性を持ち、倫理行動、遵法性、政府間文書に基礎をおいた、組織の既存活動と一体化した行動」とされている。またSRが扱う範囲は、「環境」、「人権」、「労働慣行」、「組織的な管理」「公正なビジネス慣行/市場ルール」、「コミュニティ参画/社会開発」、「消費者問題」の7つとされた。
 今後は今回の合意にもとづき、さらに詳細な第2次作業文書の策定作業が行われることになる。 最終的な「ISO26000」発行時期は、第6回総会開催後の2008年10月の予定。【経済産業省】

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