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環境ニュース[国内]

社会的責任国際ガイダンス規格策定に向け、ISOの検討体制決まる 

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2005.03.15 【情報源】経済産業省/2005.03.15 発表

 2005年3月7日から11日までブラジルのサルバドール市で国際標準機関(ISO)の社会的責任(SR:Social Responsibility)に関するワーキンググループ第1回総会が開催された。
 ISOは04年6月開催の技術管理委員会(TMB)で全組織のSRに関する第3者認証を目的としない国際ガイダンス文書策定に取り組むことが決議され、続いて04年9月の技術管理委員会でSRワーキンググループ設置が正式決定。
 今回の第1回総会には43か国、24の国際機関、国際NGOから約260名の専門家が参加し、「作業範囲とワーキンググループの構成」、「SRガイドラインの設計と構成」、「ワーキンググループの運営」の3つの特別グループに分かれてワーキンググループの検討体制や国際ガイダンス文書の基本構成などを議論した。
 このうち委員会の構成は、「途上国支援」、「コミュニケーション」、「運営指針」、「利害関係者の特定、約束、コミュニケーション」、「SRの背景、課題、定義、原則、組織と社会の接点」、「組織のための適切なガイダンス」−−の6作業グループと、ワーキンググループ議長・事務局を支援する「議長諮問委員会(CAG)」、規格原案の編集・校正を行う「編集委員会」を設置することが決まり、第2作業グループ「コミュニケーション」の議長に冨田秀実氏が就任した。
 一方参加者の関心が高かった国際ガイダンス文書の構成については、実質的な議論をするには至らなかった。
 なお総会期間中、日本、中国、韓国、マレーシア、タイ、フィリピン、シンガポールからの出席者による会議が開催され、「ISO/SRアジアネットワーク」の発足が合意され、事務局が日本に置かれることになった。【経済産業省】

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