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環境ニュース[海外]

EU新規加盟国におけるナチューラ2000ネットワークづくり 進捗状況を公表

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2006.07.28 【情報源】EU/2006.07.18 発表

 欧州委員会は、2004年に新たにEUに加盟した10カ国について、ナチューラ2000ネットワークの構築に向けた進捗状況を公表した。
 新規加盟国の生物多様性は豊かで、2010年までに生物多様性喪失を食い止めるという目的から、その保護は非常に重要である。これらの国々の加盟により、野鳥指令(79/207/EEC)及び生息地指令(92/43/EEC)に基づく保護の対象として、新たに20タイプの生息地及び178種の生物種が加えられた。
 新加盟国におけるEU自然保護法令の実施は進んできているが、一方で見逃せないギャップも残っている。新規加盟国の国土面積のうち、野鳥指令で保護されるエリアは11%、生息地指令で保護されるエリアは12%に上る。しかし、野鳥指令に基づく特別保護地区は、マルタ2.4%、ポーランド7.8%からスロバキアの25.2%までと幅があり、生息地指令に基づく提案地区も、ポーランドの4.2%からスロベニアの31.4%まで、幅がある。
 欧州委員会としては加盟国と協議し、加盟国による当初の提案を補完していく方針である。【欧州委員会環境総局】

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