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環境ニュース[国内]

環境省が18年度に実証試験を行う非金属元素排水処理技術2件を決定

環境一般 調査/研究】 【掲載日】2006.11.02 【情報源】環境省/2006.11.02 発表

 18年度の「環境技術実証モデル事業」のうち非金属元素排水処理技術の実証試験実施機関を務める環境省は平成18年11月2日、実証試験の対象となる技術として2件の技術を採択したと発表した。
 環境技術実証モデル事業はエンドユーザーが安心して技術採用を行えるよう、メーカー側ではなく第3者が試行的に環境技術の効果について実証評価を行う事業。
 同事業の実証試験実施機関は本来、環境省の公募に応じた自治体やNPO法人などが、審査を経た上で務めることになっているが、18年度の非金属元素排水処理技術の実証試験については、公募に応じた機関がなかったことから、環境省自身が実証試験を実施する。
 評価対象となる非金属元素排水処理技術は、旅館の温泉排水、あるいはめっき・金属加工業のめっき廃液中に含まれるほう素含有排水を、イオン吸着、凝集沈殿などの方法により適切に処理する技術・装置のうち、低コスト・コンパクト、メンテナンスが容易、商業的に利用可能−−などの要件を満たすもの。
 また実証試験にあたっては、温泉排水とめっき廃液では排水量や排出パターン、ほう素濃度が異なることから、それぞれの排出源について目標水質を別々に設定。技術開発者は開発技術にあった目標水質を選択して実証試験結果に明記するとしている。
 今回決定した実証試験対象技術は(株)ソフィアの「ボロン−Cほう素処理システム」と、日本板硝子(株)の「環境修復製品アドセラ」。【環境省】

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