国立・国定公園の指定方針見直しへ　検討のための分科会を設置

【自然環境 自然公園】 【掲載日】2006.11.20 【情報源】環境省／2006.11.20 発表

　環境省は「国立・国定公園の指定及び管理運営に関する検討会」の２つの分科会のうち、「指定に関する分科会」の第１回会合を平成１８年１１月３０日に東京・新宿区の新宿御苑インフォメーションセンターレクチャールームで開催する。
　「国立・国定公園の指定及び管理運営に関する検討会」は、旧国立公園法による自然公園制度制定から７５年が経過し、自然の質に関する価値観や社会情勢が大幅に変化していることから、現代のニーズに合致した制度の見直しを行うために設置された検討会。「指定」と「管理運営」の２つの分科会を設置し、それぞれについて見直しの方向性をまとめるとしている。
　このうち「指定に関する分科会」では、法制定時には概念が普及していなかった「生物多様性」についての取扱い、法制定時との自然景観についての考え方の変化を踏まえながら、国立・国定公園の役割、公園の指定方針について議論を行い、自然公園選定要領の改訂の方向性をまとめる予定。
　なお、「指定に関する分科会」の第１回会合の傍聴希望者は、はがき、封書、ＦＡＸ、電子メールのいずれかで１８年１１月２７日（必着）まで申し込むことが必要。申込者多数の場合は抽選を行う。宛先は環境省自然環境局国立公園課計画係（住所：〒１００−８９７５東京都千代田区霞ヶ関１−２−２、ＦＡＸ番号：０３−３５９５−１７１６、電子メールアドレス：shizen-kouen@env.go.jp）。【環境省】