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環境ニュース[国内]

東北電力水ヶ瀞ダムに対し、立入検査を実施 不適切なデータ報告判明で

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2006.12.18 【情報源】国土交通省/2006.12.18 発表

 国土交通省は平成18年12月18日、同15・16日の両日に実施した、水ヶ瀞ダム(山形県西村山郡)に対する立入検査結果を公表した。
 東北電力では、この水ヶ瀞(みずがとろ)ダム(山形県西川町)の揚圧力、漏水量、堆砂量のデータ(注1)、八久和ダム(山形県鶴岡市)、上郷ダム(山形県朝日町)、米内(よない)発電所外山ダム(岩手県盛岡市)の堆砂量データについて、過去に実測値と異なる値を国に報告していたことを、18年12月14日付けで国土交通省と保安院に連絡。双方が同ダムに対する立入検査を実施していた。
 今回の公表内容によると、検査時に把握した範囲では、ただちにダムの安全性を損なうような徴候は認められなかった。ただし、18年12月26日までに東北電力から不適切なデータ報告が行われた経緯と安全性評価に関する報告書が提出される予定であることから、国土交通省はこの報告書の内容を精査し、改めて安全性を確認するという方針を示した。

(注1)揚圧力はダム堤体を押し上げようとする力、漏水量はダムが設置されている岩盤とダムの継ぎ目等から漏洩する水の量、堆砂量はダム湖にたまった土砂の量を表すデータ。【原子力安全・保安院】

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