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環境ニュース[国内]

ドイツ 「未来は原子力を必要としない」政務次官が、脱原発の重要性を訴える

【発表日】 2007.01.15 【情報源】 【エネルギー 原子力

 ドイツ連邦環境省のミュラー政務次官は、1月15日、ドイツの電力供給が、将来、原子力発電の利用がなくても可能であることを強調するコメントを発表した。概要は下記のとおり。
 「学術的な研究により、最後の原子力発電所が閉鎖される2020年以降も、ドイツにおける電力供給は安定することが示されている。これは、再生可能エネルギーによる電力供給の増強とエネルギー効率の改善によって成功する。原子力発電の利用の延長は、分散型の賢明な解決手段を先送りにし、投資を遅らせることにしかならない。学者や全ての連邦議員団の代表者は、既に、原子力発電では、気候問題は解決できないことを確認している。
 現在11%を占めている再生可能エネルギーによる電力供給は、2020年までに25%を大幅に超えることが見込まれている。ドイツ航空宇宙センター(DLR)の予測では、今後10年で、この割合は倍以上になる。これにより、ほぼ全てのドイツ国内の原子力発電所による電力生産は、代替されることになるであろう。
 さらに、エネルギー効率の改善にも大きなポテンシャルがある。コジェネレーションの利用拡大により、エネルギーは効率よく利用され、CO2排出量を削減できる。また、追加的な雇用も創出される。
 未来の電力供給は原子力発電を必要としない。時代遅れの原子力エネルギーによる危機に身を晒す必要はない。そして、将来世代のために、これ以上、放射性廃棄物の山を築くべきではない」【ドイツ連邦環境省】

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