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環境ニュース[国内]

南豆衛生プラント組合汚泥処理クリーンセンター製土壌改良材から基準を超えるカドミウム検出

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2007.03.14 【情報源】農林水産省/2007.03.13 発表

 農林水産省は平成19年3月13日、静岡県下田市の南豆衛生プラント組合汚泥処理クリーンセンターが生産している土壌改良材の中から、許容基準を超えるカドミウムを検出したと発表した。
 今回の基準超過は、(独)肥飼料検査所が19年3月1日に南豆衛生プラント組合汚泥処理クリーンセンターに対し実施した、立入検査で判明したもので、カドミウムの許容基準値(注1)5ppmに対し、5.4ppmのカドミウムが検出された。
 また、この土壌改良材は、肥料取締法にもとづく登録(注2)を受けないまま、生産、出荷されていた点でも、肥料取締法に違反していた疑いがある。
 これらの事柄の判明により、農林水産省は、南豆衛生プラント組合に対し、(1)登録を受けないでこの製品を生産し出荷した経緯、(2)すでに出荷した農家に対して講じた措置と回収状況、(3)土壌改良材の処分状況、(4)肥料取締法遵守に向けて講じた措置−−の報告を13日までに要請ずみ。
 なお、同省によれば、この土壌改良材を施用した場合でも、通常の施用量で数回程度の使用であれば、農作物に直ちに影響を与えるものではないという。
【農林水産省】

(注1)肥料中に含有することが許される有害成分の最大量。農林水産大臣が肥料取締法に基づき、肥料の種類ごとに定めている。
(注2)肥料取締法では、米ぬか、たい肥など、農林水産大臣が指定した特殊肥料以外の肥料を販売目的で生産する場合、農水大臣が規格を定めた肥料については登録を、規格を定めていない肥料については仮登録を受けることが必要。

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