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環境ニュース[国内]

黄砂問題に関する共同研究推進を合意 日中韓3か国黄砂局長会合

地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2007.03.14 【情報源】環境省/2007.03.14 発表

 第8回日中韓3か国環境大臣会合(TEMM8)での合意内容を受けた、黄砂に関する日中韓の局長級会合が2007年3月12・13日に、韓国・ウルサン市で開催された。
 日中韓3か国環境大臣会合は日本・中国・韓国の3か国の環境大臣が北東アジア地域と地球規模の環境問題に関する対話を通じ、協力関係を強化することを目的に、99年から毎年開催されている会議。06年12月に中国・北京市で開催されたTEMM8では、共同研究設立を含む具体的な黄砂対策を議論するために、日中韓の局長級会議を開催することが合意されていた。
 今回の会合には、南川秀樹・環境省地球環境局長、徐慶華(シュ・チンファ)中国国家環境保護総局国際合作司長、申富南(シン・ブーナム)韓国環境部国際協力局長のほか、関係省庁・研究機関、関係国際機関から黄砂問題の関係者らが出席。
 黄砂対策進展状況の紹介、黄砂対策に関する地域協力についての議論が行われ、その成果が共同宣言として採択された。
 この共同宣言には、(1)3か国環境大臣会合に黄砂セッションを設けるとともに、局長級会合を継続開催し、黄砂対策に関する政策対話を進めること、(2)黄砂に関する日中韓の共同研究を推進する運営委員会と作業グループを設置すること、(3)ADB−GEF黄砂対策プロジェクト(注1)の第2期活動の早期実施に向けた、関係国際機関に対する3か国共同の働きかけの実施−−など合意内容が盛りこまれている。 【環境省】
 
(注1)国連環境計画(UNEP)、国連アジア太平洋経済社会委員会(UNESCAP)、国連砂漠化対処条約事務局(UNCCD)、アジア開発銀行(ADB)と中・モンゴル・韓・日が共同で、地球環境ファシリティー(GEF)とADBの資金を活用し、黄砂対策関連情報の収集評価や黄砂対策マスタープラン作りに取り組んだプロジェクト。03年7月から開始され、第1期の提言レポート「北東アジアにおける黄砂の防止と抑制に関する地域協力のためのマスタープラン」が05年3月にまとまった。

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