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環境ニュース[国内]

基準値満たす住居84.4%に 17年度全国自動車交通騒音常時監視結果

大気環境 騒音/振動】 【掲載日】2007.03.26 【情報源】環境省/2007.03.23 発表

 環境省は全国の自動車交通騒音の状況について都道府県が平成17年度に行った常時監視の結果を取りまとめ、19年3月23日に発表した。
 自動車騒音の常時監視は11年の騒音規制法改正により、12年度から都道府県と騒音規制法政令市が行う事務となっており、監視にあたっては、騒音環境基準で定められた面的評価(道路に面する代表的な地域内で、住居の騒音レベルが基準値を超過している戸数や超過割合を算定し評価すること)の実施を基本としている。
 なお17年度の評価は、172ある対象地方自治体中、165自治体で実施され、評価住居は対象総延長1万3,985キロメートルの道路に面する291万4,000戸に及んだ(注1)。
 このうち、昼夜いずれかが基準値を超過した住居は約45万5,500戸(約15.6%)あり、うち夜間に環境基準を超過していたのは約43万3,900戸(14.9%)。
 一方、昼間(6時〜22時)・夜間(22時〜6時)とも基準値を満たしていたのは、全体の84.4%にあたる約245万8,500戸だった。
昼夜とも基準値を満たした住居の割合は、12年度が全体の76.9%、13年度同77.6%、14年度同80.1%、15年度同80.7%、16年度同81.4%となっており、緩やかな改善傾向を示している。
 なお、全体を道路種類別に分けて集計した結果では、昼間または夜間に環境基準を超過していた割合がもっとも高かったのは、一般国道に面する住居。調査対象戸数91万5,000戸のうち20万4,000戸にのぼった。【環境省】

(注1)評価対象住居は道路端から50メートルの範囲にある住居。16年度に比べて道路延長で633キロメートル、住居等戸数で21万1,000戸増加している

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