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環境ニュース[海外]

中国 天津:昨年42件の建設事業を否決 環境リスクを軽減

環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2007.06.06 【情報源】中国/2007.03.16 発表

 2006年、天津市環境保護局は環境保護「一票否決」を行い、建設プロジェクト環境影響報告書118件、環境影響報告表313件、プロジェクト検収116件を認可し、都市全体発展計画・環境保護計画や国家産業政策に合わない、立地選択が不適切で環境問題や潜在的リスクのある建設プロジェクト42件を否決した。
 このほか、環境法規政策・産業政策を審査の根拠とすることを堅持し、技術専門家により第1次市級事業405件の審査で、産業政策に合わず自然保護区核心地に立地したプロジェクト3件を否決し、46件に意見・提言を出し、そのうち保護区実験地区のプロジェクト30件には実施前に保護区主管部門の同意を得るよう求め、9件には都市全体計画に沿うことを確認し、3件には産業政策に沿うことを深く確認し、4件にはまず立地地区の区域発展計画環境影響評価を行わねばならないとした。
 化学工業・石油化学建設事業の環境リスク調査の作業量が多く、責任が重く、内容が新しく、技術依存性が高いという新たな特徴に対応して、同市環境保護部門はまず調査の範囲、調査方法、時間設定、重点内容、調査員、調査結果の処理方法などを明確にする。同時に、調査活動計画を定め、調査対象を確定し、市級・区(県)級・国家委託プロジェクト127件(関連総事業費約391.4億元、環境事業費約18.1億元)に決定した。プロジェクト調査後、同市環境保護局は専門家を集めプロジェクトに対し一つ一つ現場検査を行い、実行可能な意見を出し、技術審査を行い、調査により判明した問題・結果を公表する。この127件のプロジェクトでは、調査により環境リスク対策資金を約47641.44万元増やし、適時改善意見を出し、環境リスクがプロジェクト周辺の影響を受けやすい目標にもたらし得る影響を大幅に削減した。【中国環境報】

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