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環境ニュース[国内]

北海道黒松内町立黒松内中学校の校舎エコ改修が完成

環境一般 市民活動】 【掲載日】2007.06.08 【情報源】環境省/2007.06.08 発表

 環境省は平成19年6月8日、学校校舎の環境配慮型改修をきっかけに、地域と学校が環境教育に取組むモデル事業「学校エコ改修と環境教育事業」の17年度モデル校である北海道黒松内町立黒松内中学校の校舎エコ改修が完成したとして、改修前後の校舎の写真の公開を始めた。
 「学校エコ改修と環境教育事業」は15年にNGO/NPO・企業から寄せられた環境政策提言のアイディアを元に、(1)地球温暖化を防ぐ学校校舎の改修、(2)環境配慮型建築技術の地域への普及、(3)改修を素材にした環境教育の実施−−を学校と地域が協力しながら一緒に進めることを想定した事業。
 採択校(設置自治体)に対しては、改修を目的とした検討会の費用、設計費、工事費、調査費などの半分(年間1か所あたり1億円程度まで)を国が補助。また、これらの地域は、採択校の改修基本構想案を作りあげる研究会「学校エコ改修検討会」と、学校の熱環境や施設の使い方を学ぶ環境教育プログラムづくりを行う研究会「環境教育研究会」を設置し、3年間事業を展開していくことになっていた。
 黒松内中学校の改修は総額約5億円をかけ、ガリバリウム鋼板(注1)と外断熱工法による断熱、断熱ペアガラス屋根による昼光利用、樹脂サッシの採用、ブナのフローリングなどによる内装木質化、照明高効率化などを実施(設計者:(株)アトリエブンク)。改修前よりも、二酸化炭素が約30%削減される見込みだ。【環境省】

(注1)溶融55%アルミニウム−亜鉛合金めっき鋼板。耐久性、耐熱性、熱反射性などに優れ、建築物の屋根材、外壁材に使用されている。

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