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環境ニュース[国内]

18年度冬期全国星空継続観察の結果を発表

環境学習 こどもの環境学習】 【掲載日】2007.07.09 【情報源】環境省/2007.07.09 発表

 環境省は平成19年7月9日、全国星空継続観察スターウォッチング・ネットワーク)の18年度冬期観察の結果を発表した。
 全国星空継続観察は、参加者に大気汚染光害など大気環境問題への関心を高めてもらうことを目的に、昭和63年から毎年夏期と冬期に実施している星空観察。
 18年1月8日から21日にかけて実施された18年度冬期観察では、全国362団体、延べ4,150人が参加し、388地点で肉眼による天の川の観察や双眼鏡による「すばる(プレアデス星団)」の観察などを行った。
 このうち天の川の観察で高い高度にあるペルセウス座付近、中高度にあるふたご座付近、低高度のいっかくじゅう座付近−−の3地点の見え方を比較した結果では、高度が高いほど「星が見えやすい」という回答の割合が高くなり、地上に近いほど人工光の影響を受けていることが確認できた。
 また「すばる」の観察では、規模の大きな都市ほど明るい星しか見えず、星が見えにくいという結果が出た。
 観察ではさらに全国24地点の定点観察地で撮影した夜空のカラースライド写真から「夜空の明るさ」を求め、都市規模別の比較調査を実施したほか、一般参加団体が撮影した天頂付近の夜空のカラースライド写真から「夜空の明るさ」を求める調査も行った。
 24地点の調査結果、一般参加団体による調査結果とも、都市規模が小さくなるほど夜空が暗く、星がよく見える傾向が引き続き読みとれたが、一般参加団体による調査結果を土地利用状況別に分析したところでは、森林・山間地の夜空が最も暗く、農業地域、住宅地、工場地帯、商業地域の順に夜空が明るくなっていくという結果が出た。
 観測地点の中で最も夜空が暗く、星が見えやすかったのは鹿児島県南さつま市の加世田鉄山地区構造改善センター(鉄山公民館)だった。【環境省】

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