マテリアルフローコスト会計の普及拠点となる事業者団体を公募　１９年８月３０日まで

【エコビジネス 環境マネジメント】 【掲載日】2007.07.24 【情報源】経済産業省／2007.07.23 発表

　経済産業省は経営効率と環境効率の向上を両立させる手法として期待されているマテリアル（物質）フローコスト会計（ＭＦＣＡ）の普及拠点として、普及セミナー、実務者研修会、導入実証事業などを実施する事業者団体の公募を開始した。
　ＭＦＣＡとは、製造過程の中で、原材料、エネルギーや部品などの物質のフローとストックを、物量と金額の両面から測定管理を行う新しい環境管理会計手法。経済産業省は平成１６年度に、ＭＦＣＡ手法の企業への導入実証研究を開始。企業がＭＦＣＡ手法をスムーズに導入するための基本モデルの構築に、１８年度まで取り組んできた。
　今回の公募は、これまでの成果をもとに、１９年度にＭＦＣＡの普及・啓発に向けた事業を展開していくためのもの。
　普及・啓発活動の具体的な内容としては、（１）ＭＦＣＡ普及セミナー、（２）ＭＦＣＡ実務者研修会の開催（注１）、（３）傘下企業でのＭＦＣＡ導入実証事業の実施と、人材育成のためのインターシップの実施−−を予定。公募は（１）〜（３）それぞれについて別々に実施されており、普及拠点として採択された場合には、採択された活動の講師・指導員の謝金、交通費、宿泊費、テキスト、資料の印刷費、送付費用などが支援される見込み。
　なお公募の対象となる事業者団体は、公益法人、協同組合、中間法人、地方公共団体。
　応募書類は全国の経済産業局担当課で郵送により受け付けている。締め切りは平成１９年８月３０日。【経済産業省】

（注１）（１）、（２）とも、経済産業省、および、事業の事務局を担当する（株）日本能率協会コンサルティングとの共催での開催となる。