一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[海外]

イギリスの気候と最近の傾向に関する報告書を公表

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2007.12.20 【情報源】イギリス/2007.12.07 発表

 イギリスのヒラリー・ベン環境大臣は、12月7日、気候変動について、21世紀を通した予測を行うプログラムに関する最初の報告書を公表した。
 環境・食糧・農村地域省が200万ポンドを出資した「イギリス気候変動影響プログラム(UKCIP08)」は、現在の気候の状況や将来の変化の可能性について、気象庁の科学的な知見等をまとめ、政策決定者や研究者などに提供することを目指すもの。最終的な成果は、5つの報告書とインタラクティブなウェブサイトから成るが、今回の報告書はその第一弾となる。
 今回の報告書「イギリスの気候と最近の傾向」の主な内容は以下のとおり。
●イングランド中央部の気温は、1970年に比べて1℃上昇しているが、2006年が一番暖かかった。最近の温暖化傾向には、人為的な活動が大きな影響を与えているようだ。
●イギリス沿岸の海面温度は過去30年間で約0.7度上昇している。
●この数十年間、イギリス周辺では激しい暴風雨が頻発するようになってきたが、20世紀のはじめほどのレベルではない。
 温室効果ガス排出量の削減に向けた取り組みも進んでいるが、今後数十年間は、気候システムに影響が生じつづけると見られている。
 同プログラムの最終的な成果は2008年後半に公表される予定。【イギリス環境・食糧・農村地域省】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク