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環境ニュース[国内]

フランス 廃タイヤの山がすべて無くなる!

ごみ・リサイクル 産業廃棄物】 【掲載日】2008.03.04 【情報源】/2008.02.20 発表

 フランスのコシュースコモリゼ閣外大臣(エコロジー担当)は2月20日、環境保護団体の支援の下、タイヤのメーカー、流通業者および廃棄物処理業者との間で、使用済みタイヤのストックの除去に関する協定書に調印した。この協定は、6〜8年で、使用済みタイヤ最大8万トンを除去することを念頭においたもの。調印した関係者は約700万ユーロの支出を約束した。
 2002年に施行された規則では、新たに発生する使用済みタイヤについて、回収と処理に関する業種組合が設立されたが、それ以前に発生した使用済みタイヤについては、国の機関による企業への呼びかけ後も除去されず、未解決のままであった。山積みの廃タイヤは、視覚的公害とも言える景観への明らかな影響をもたらし、健康・環境にとってもリスクとなる(故意・過失による火災、病気を媒介する蚊の繁殖など)。
 タイヤ関係の主要業者と廃棄物処理業者は、このような状況を解決するため、規則では決められていないにもかかわらず、その努力を集結することを決定した。
 「この自発的な協定は、国土に散らばるタイヤの山に終止符を打ち、処理手続きの実施を可能にする。タイヤ業界全体の決意は、持続可能な開発に向けた歩みにつながるものである」と閣外大臣は述べた。【フランス エコロジー持続可能な開発国土整備省】

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