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環境ニュース[国内]

モニタリングサイト1000 里地調査の一般サイト 182箇所に決定

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2008.04.28 【情報源】環境省/2008.04.25 発表

 環境省生物多様性センターは、モニタリングサイト1000(注1)の一環として実施している里地調査において、市民がボランティアで調査を実施するサイト(一般サイト)182箇所を決定した。
 モニタリングサイト1000の一環として実施している里地調査は、全国の里地里山(注2)の生態系の変化を定量的かつ長期的にモニタリングし、その異変をいち早く検出して保全施策に資することを目的としています。平成16年度から調査項目や手法の検討、調査マニュアルの整備、調査サイトの設置、試行調査の実施を進めてきたのも。
 本調査では、コアサイトと一般サイトの2種類の調査サイトを設けることとしており、コアサイトで、全国各地域の代表的な里地里山に20か所程度設置し、多岐にわたる項目の調査を毎年実施して、生態系の変化を総合的に把握する一方で、一般サイトでは、全国に150か所程度設置し、市民が一部の調査項目を選んでボランティアで調査を実施することにより、全国的な生態系の変化の傾向を把握するために平成20年1月15日から2月15日かでの間、一般サイトの募集を実施したところ211件の応募があったもので、里地里山としてのサイトの自然環境特性や専門家の意見等を勘案して、この程182箇所が一般サイトとして選定されたもの。
 今後、選考した一般サイトにおいてボランティアで調査を実施する団体・個人と、環境省及びコーディネート団体とで調査の実施について確認文書を交わした後、正式に里地調査の一般サイトとして登録される。
 登録された一般サイトでは、植物相鳥類・水環境・中大型哺乳類・カエル類・カヤネズミ・チョウ類・ホタル類・人為的インパクトのうち、いずれか又は複数の項目の調査を、全国一律のマニュアルに基づいて継続して実施していいくことになる。
 なお、この一般サイトでの調査は、5年で一区切りとしてレビューを行っていくこととしている。【環境省】

(注1)より質の高い自然環境データを継続的に収集・蓄積する事を目的に平成15年度から生物多様性センターが着手している事業。正式名称は「重要生態系監視地域モニタリング推進事業」
(注2)水路やため池、二次林や田畑、二次草原など、人と自然との関わりがつくり出した環境。

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