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環境ニュース[海外]

フランス 生物多様性国家戦略 第2回進捗状況報告書を公表

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2008.05.29 【情報源】フランス/2008.05.22 発表

 フランス政府は、5月22日の「国際生物多様性の日」に、生物多様性国家戦略の実施状況を示す2回目の報告書を公表した。
 2007年の報告書では、自然遺産の契約・協議に基づく管理により、2010年目標(2010年までに生物多様性の減少傾向を逆転させる)の達成を目指すこととされたが、その後、環境懇談会(環境グルネル)でさらに約束が強化され、重要なものとなった。2008年には30%増という前例のない予算措置、それも長期的な措置が講じられたのも、この一環である。
 今回の報告書は国家戦略の実施の中間地点に当たり、10の分野別行動計画では、すべての行動に顕著な前進が見られた。海外県の2つの国立公園、1つの海洋公園、7つの国立自然保護地域が、保護地域ネットワーク及びEUのナチューラ2000ネットワークに加えられた。外来種対策が開始され、レッドデータリストの更新も継続されている。自然・景観の情報システムの構築により、生物多様性の具体的な知識が強化された。また、生物多様性を尊重する新たな農業・環境対策が、2007-2013年フランス農村振興プログラムに盛り込まれた。
 さらに、環境グルネルでは、生物多様性国家戦略の強化が約束された。これらの約束は、特に緑の織糸(緑化による景観形成)、青の織糸(水域のネットワーク構築)、海のナチューラ2000ネットワークづくり、海洋保護区の設置により、2010年までの行動計画を補足する、
 この他、生物多様性に関する研究のための基金の創設、生物多様性に関する国際科学機構(IMOSEB)のための交渉は、知見の強化に役立っている。【フランス エコロジー・エネルギー・持続可能な開発国土整備省】

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