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環境ニュース[海外]

欧州議会&欧州閣僚理事会 航空部門をEU排出量取引制度の対象とすることで妥協

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2008.07.02 【情報源】EU/2008.06.27 発表

 欧州議会と欧州閣僚理事会は、6月26日、航空部門をEU排出量取引制度(EU-ETS)の対象とする方法の詳細について合意に至った。
 両者の妥協案のポイントは以下のとおり。
●EU域内で離発着する全フライト(大陸間のフライトを含む)を、2012年からEU-ETSの対象とする。
●航空部門からの温室効果ガス排出量を削減する国際的な措置について、合意を模索すること。アメリカとの2国間協定などが最初のステップに成り得る。
●排出クレジットの85%は、欧州共通のベンチマークに従って無料で配分される。15%はオークションとなる。
●削減目標は、2004〜2006年の各エアラインの年間平均排出量をベースに算定される。2012年には排出量を3%削減、2013年以降は5%削減しなければならない(EU-ETS全体の見直しに伴い、削減率は変更される可能性がある)。
●研究のためのフライトは対象外。
●排出量の少ない小規模航空会社も対象外。
オークションで得られた収入は、気候変動緩和策、クリーン航空機の研究、途上国の森林破壊防止策、低排出型輸送に充てること。【欧州議会】

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