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環境ニュース[国内]

08年度第二期北西太平洋鯨類捕獲調査の沖合域調査が終了

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2008.10.21 【情報源】水産庁/2008.10.21 発表

 水産庁は、2008年度の第二期北西太平洋鯨類捕獲調査(沖合域調査)が08年10月20日に終了したと発表した。
 北西太平洋鯨類捕獲調査は、国際捕鯨委員会(IWC)を設置した国際捕鯨取締条約第8条に基づき実施している調査で、1994年から99年まで実施したミンククジラの系統群調査を主目的とした第一期調査が終了し、00年からは鯨と漁業の競合関係の解明を目的とした第二期調査が行われている。
 今回の調査では、北海道釧路港を中心とした半径50マイル以内の海域でミンククジラ50頭を捕獲。
 捕獲頭数の組成は、雄32頭、平均体長5.97(最小値4.50、最大値7.72)m、平均体重2.75(1.12-5.40)t、雌18頭、平均体長5.61(3.87-7.94)m、平均体重2.32(0.66-5.88)tであった。
 これらのクジラの胃の内容物を調べた結果、スケトウダラが31個体、全体の62%を占め、カタクチイワシの15個体(30%)、オキアミの2個体(4%)、スルメイカの1個体(2%)と続いた。
 胃内容物重量は平均27.7Kg であった。また、胃内容物重量の最大値は121.9Kgで当該個体の体重(4.38t)の2.8%相当であった。
 同庁では、今後本調査及び過去5回の調査を基に、ミンククジラの摂餌生態、回遊実態等について、更に分析を進めるとしている。【水産庁】

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