「自然再生基本方針」の一部変更を閣議決定　意見募集結果も公表

　環境省は、「自然再生基本方針」の一部変更を閣議決定の予定と発表し、平成20年8月5日から9月3日まで行われた「見直し案」への意見募集結果も併せて公表した。
　自然再生基本方針は、「自然再生推進法」第7条第1項に基づき、自然再生に関する施策を総合的に推進するための方針として政府が定めるたもの。
　策定から5年が経過したことから、自然環境に関し専門的知識を有する者で構成される「自然再生専門家会議」などから意見を伺い、第三次生物多様性国家戦略及び生物多様性基本法を踏まえ、一部変更が行われた。
　一部変更のポイントは、（一）地域の自然再生の取組の効果的な推進、（二）生態系の保全・再生の重要性の強調と全国的・国際的視点の強化、（三）学習・研究の推進－－となっている。
　なお「見直し案」の意見募集（パブリックコメント）には、郵送、ファックス、電子メールで、15名から53件の意見が寄せられた。【環境省】