「自然再生基本方針」を閣議決定

　政府は、平成１５年４月１日の閣議で、「自然再生基本方針」の内容を閣議決定した。
　「自然再生基本方針」は、平成１５年１月１日から施行されている「自然再生推進法」の中で、（１）自然再生推進に関する基本方向、（２）自然再生協議会に関する基本的事項、（３）自然再生全体構想・自然再生事業実施計画の作成に関する基本的事項、（４）自然再生に関して行われる自然環境学習の推進に関する基本的事項－－など、自然再生に関する施策を総合的に推進するための方針として策定が求められていたもの。
　今回決定された内容は、自然再生事業を進める際に必要な視点として、（１）地域に固有の生物多様性の確保、（２）地域の多様な主体の参加・連携、（３）科学的知見に基づく自然再生事業の実施など、３点を示した上で、自然再生事業の具体的な考え方や手順を明記している。【環境省】