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環境ニュース[海外]

気候ニュートラル・ネットに航空会社が初参加

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2008.12.02 【情報源】国連/2008.11.20 発表

 世界最初のカーボン・ニュートラルな航空会社「ネイチャー・エア」が、低炭素経済社会に向けた行動を促進する、UNEPのイニシアティブ「気候ニュートラル・ネットワーク(CN Net)」に加盟した。
 ネイチャー・エアは、コスタリカに本社のある航空会社で、コスタリカやパナマで運行している。乗客の60%以上は、国立公園エコツーリズムの目的地からの利用。中米では最も成長著しい航空会社の一つで、2001年以降、毎年20%ずつ乗客が増えているという。2004年には、同社の全CO2排出量をコスタリカ南部の熱帯林の保全を通して相殺することを宣言している。
 さらに、同社では、航空機の重量の削減、2エンジン機の利用、乗組員の研修、フライト計画の改善を通して、過去3年間で毎年7%ずつ燃料効率を改善。また、同社が支援する燃料会社では、地上で利用する車両の燃料をバイオ燃料に変えることに成功し、他の会社のためのバイオ燃料スタンドとなることを目指してコスタリカ政府と協力している。
 気候ニュートラル・ネットワークには、温室効果ガス排出量を限りなくゼロとすることを目指し、国や市、企業、国連機関、NGOなどが参加しているが、航空会社の参加は初めてである。【UNEP】

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