イギリス　2007年は基準年比－21.7％を達成

　イギリス　エネルギー・気候変動省は、2007年の温室効果ガス排出量統計（最終版）を公表。2007年の温室効果ガス排出量は6億3660万トン（CO2換算）で、2006年の6億4790万トンから1.7％減少したことが明らかになった。
　イギリスは、京都議定書上、温室効果ガス排出量を基準年から12.5％削減することを約束しているが、2007年時点で、基準年比マイナス21.7％を達成している（EU排出量取引制度を勘案した場合）。
　なお、温室効果ガス排出量の約85％を占めるCO2については、2007年の排出量は5億4260万トンと推計され、2006年から1.5％減少した。2006年と比較すると、道路輸送に伴う排出量は1％増加したものの、エネルギー供給部門は2％、企業部門は3％、住宅部門は5％の減少だった。【イギリスエネルギー・気候変動省】