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環境ニュース[国内]

環境省 那覇空港構想段階に対し、意見を公表

環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2009.03.10 【情報源】環境省/2009.03.09 発表

 環境省は、滑走路増設が検討されている那覇空港の構想段階について、意見を公表した。
 那覇空港は、現在、増設滑走路(2700m)を現滑走路から1310m沖合(増設A案)または850m沖合(増設B案)に建設する2案が最終的に示され、PI(パブリック・インボルブメント※)を通じたこれら2案に対する意見も踏まえて、事業実施に向けた最終案選定のための検討が進められている。
 環境省は、位置・規模等の検討段階における戦略的環境アセスメント(SEA)を含むものと位置付けられていることから、環境省の取りまとめた「戦略的環境アセスメント導入ガイドライン」に基づき意見を述べ、3月9日開催の「那覇空港技術検討委員会」において、環境省の意見が紹介される事を機に公表したとのこと。
 なお、この件は、同ガイドラインに基づきSEAが実施された第1号案件。
 今回の意見では、増設A案と増設B案について、自然環境の消失や潮流の変化、航空機騒音の改善等の環境影響を十分具体的に把握、比較検討されていると評価しており、「概ねの位置・規模を選定するにあたっての留意点」や「今後、事業が実施されることとなった場合の留意点」についても、まとめられている。【環境省】

※パブリック・インボルブメント:計画策定の過程をオープンにし、国民・生活者の意見、意思調査などの参画の機会を確保する方式。

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