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環境ニュース[海外]

イギリス 粒子状物質(PM10)基準の達成期限の延長をEUに求める

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2009.05.12 【情報源】イギリス/2009.04.24 発表

 イギリス環境・食糧・農村地域省は、欧州委員会に対し、国内の一部の地域で、粒子状物質(PM10)の大気質基準の達成期限を延長するよう求めた。粒子状物質(PM10)は大気中の煤やチリなどの細かい粒子で、粒径10マイクロメートル以下のものをさす。
 EUの大気質指令では、PM10について、一日の濃度が50マイクログラム/m3を越える日が年間35日以下、もしくは年間平均値が40マイクログラム/m3を超えないこととされる。しかし、2007年には、EU27カ国中、24カ国がこの基準値を越え、新大気質指令に基づき、欧州委員会に対して、達成期限の延長を求めなければならなくなっている。
 PM10濃度はイギリスでは低下してきているが、グレーター・ロンドンの市街地、ウェスト・ミッドランドの市街地など国内8行政区の一部で、基準超過が見つかった。
 2011年まで期限が延長されれば、既存の政策や現在計画されている政策により、PM10を基準値まで削減できる見通しだ。特に、EUの自動車排気ガス基準、低排出車両の奨励や公共交通機関の利用促進対策などの交通対策が改善の要になると期待されている。【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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