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環境ニュース[海外]

UNEP 「自然」によるCO2吸収・貯留(CCS)にも投資を!

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2009.06.16 【情報源】国連/2009.06.05 発表

 自然環境の保全や回復、森林・泥炭地・土壌その他の主要な生態系の管理への投資が増えれば、温室効果ガスを大幅に削減し、大気中への排出も避けられる可能性のあることが、国連環境計画(UNEP)の新しい報告書によって明らかになった。
 報告書「自然による固定:気候緩和における生態系の役割」は、6月5日の世界環境デーを記念して公表されたもの。主な内容は次のとおり。
気候変動枠組条約の下で、生態系による炭素管理に取り組む政策的な枠組みを採用することは、大きな前進となる。
●生物学的システムの中での炭素管理、既存の炭素貯蔵庫の保護、排出量の削減、自然地域・農業地域でのポテンシャルの最大化が不可欠。
熱帯林、泥炭地、農地を優先的に保護すること。森林破壊を2050年までに半減し、そのまま2100年まで森林を維持することで、CO2排出量を、最大500億トン削減することができる(大気中のCO2濃度を450ppm以下にするために必要な削減量の12%に相当)。
●泥炭地の減少により年間8億トンが排出されているが、これは、回復措置により減らすことができる。
●農業分野については、持続可能な農業慣行が広く導入されれば、大方、炭素中立(カーボン・ニュートラル)となることができる。
 また、生態系炭素管理にかかる費用は他のクリーン・エネルギーよりも低コストだという。
 UNEPのシュタイナー事務局長は、発電所の炭素回収・貯留事業には、毎年、数百億ドルがつぎ込まれている一方で、生物圏が数千年にわたって果たしてきた役割が見過ごされている と指摘。地球の生命系が炭素を固定化する能力の高さを強調するとともに、自然資源の管理や保全は、水供給の改善や土壌の安定化生物多様性の喪失といったメリットをもたらし、新しいタイプの雇用の創出にもつながると述べた。【UNEP】

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