ドイツ連邦環境庁　新しい長官にフラスバース氏が就任

　ドイツ連邦環境省は、ドイツ連邦環境庁の長官に、ヨヘン・フラスバース氏が就任したことを発表した。これは、連邦内閣の承認を受けて決定されたもの。
　先日引退したトローゲ氏の後任となる。
　フラスバース氏は47歳。80年代半ばより、様々な環境団体にてボランティアとして活動。1992年から2003年までは、ドイツ最大の自然保護NGOである「NABU」の代表を務めた。2003年2月には、連邦環境省自然保護課の課長に就任した。また、メルケル首相が環境大臣を務めていた頃には、国の持続可能な開発委員会の環境専門家として召集されている。昨年ボンで開催された国連生物多様性会議の運営により、国際的にも大きな評価を得ている。
　自然保護以外では、環境に配慮した交通政策、気候変動対策、環境に配慮した財政政策を重点にしている。【ドイツ連邦環境省】