アメリカ　スマートな成長達成賞の受賞者を発表

【環境一般 まちづくり】 【掲載日】2009.12.10 【情報源】／2009.12.01 発表

　アメリカ環境保護庁（EPA）は、2009年全国スマートな成長達成賞の受賞者を発表した。この賞は、大気や水、土壌を守り、温室効果ガスの排出を削減しながら、地域経済を強化するような成長を遂げた、モデル的なコミュニティを表彰する。
　今回、選ばれたのは以下の4つの地域。
●総合優秀部門：ランカスター郡計画委員会（田園地域の成長管理計画を策定し、貴重な農地や歴史的な景観を保護した）
●政策・規制部門：シャーロット市（自動車が支配するような成長パターンを脱し、歩行者や自転車などに配慮した街路設計ガイドラインを採択）
●建設事業部門：シカゴ住宅局等（犯罪の巣窟だった旧市街地の一角を再開発し、様々な収入層の住宅、公園、店舗などが立ち並ぶ街に再生）
●スマートな成長・環境配慮型建築：テンペ市（鉄道、バス、自転車、歩行者など多様な地域交通手段のハブとしてモデル的なテンペ交通センターを設立）
　なお、この賞は2002年に創設され、これまでに623地域が表彰を受けている。【EPA】