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環境ニュース[国内]

EU COP15 2010年半ばまでの協定本文策定を期待

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2009.12.10 【情報源】/2009.12.02 発表

 欧州委員会は、12月7日〜18日まで、デンマークのコペンハーゲンで開催される第15回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP15)において、地球規模で、野心的かつ包括的な気候に関する合意に達することの重要性を強調した。
 EUは、2013年以降に京都議定書を引き継ぐ、野心的で法的拘束力を持つ協定の策定に向けて最大限取り組むとしているが、これまで、国際交渉の進捗がはかばかしくないこと、最終合意の形について統一的な見解がないことから、協定についてコペンハーゲンで結論に達する可能性はほぼ無いとされる。
 このため、今回の会議では、協定の政治的な要素について決着し、全文の策定期限を2010年半ばとする交渉プロセスを設定しなければならない。また、後発途上国に対する経済支援を含め、特定の活動やその準備を直ちに進める「ファストスタート」も合意で取り上げる必要がある。
 EUとしては、今回の会議について、協定全体についてできる限り進展させること、「ファストスタート」を含む重要な要素を盛り込んだ、野心的で包括的な政治的合意に達することを目標に掲げるとしている。なお、EUからは、バローゾ委員長、ディマス環境委員らが各国の代表とともに参加する。【欧州委員会環境総局】

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