一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

ヨハネスブルグサミットのテーマ 貧困撲滅など社会問題が浮上 

地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2002.02.15 【情報源】外務省/2002.02.13 発表

 2002年1月28日から2月8日までの間、ニューヨークの国連本部で、「持続可能な開発に関する世界首脳会議(ヨハネスブルグサミット)」の第2回準備会合が開催された。
 今回の会議では、サミットで議論されるテーマについて、各国政府や産業界・学界・自治体・NGOなどさまざまな利害関係者が提案を出し合い、サミット準備委員会のサリム議長がこれらの提案を整理した上で、国際社会全体がとるべき行動を提言した議長文書を最終日に提示した。
 この議長文書は、ヨハネスブルグサミットの合意文書の基礎となるもの。
(1)貧困撲滅、(2)持続可能でない生産消費形態の変更、(3)経済・社会開発の基礎となる天然資源の保全と管理、(4)グローバル化している世界の中での持続可能な開発、(5)健康と持続可能な開発、(6)小島嶼開発途上国持続可能な開発、(7)アフリカのための持続可能な開発イニシアチブ、(8)資金、貿易、技術移転、科学・教育、能力開発、意思決定のための情報などの実施手段、(9)国・地域・国際レベルでの持続可能な開発のための管理強化−−の9分野をサミットで取り上げるべき主要テーマとして取りまとめており、環境保全だけでなく、貧困撲滅、グローバリゼーション、健康、水資源管理など開発に関わる問題や社会問題が前面に出てきたのが特徴となっている。
 議長文書については2002年3月の第3回準備会合以降に内容についての政府間交渉が本格的に開始される予定で、また、2002年5月にインドネシアで開催される閣僚級第4回準備会合では、合意文書の検討に加え、サミットで採択予定の「政治宣言」要旨についても討議が開始される。
 なお、開発問題、特に貧困対策は2002年3月に開催される「開発資金国際会議」、6月に開催される「世界食糧サミットの5年後会合」、「G8サミット」、「ヨハネスブルグサミット」と2002年に開催される国際会議で大きなテーマとなることが見込まれる。 【外務省】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク