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環境ニュース[海外]

大規模森林地域に関する国際会議を開催

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2010.03.17 【情報源】フランス/2010.03.12 発表

 世界的に大規模な森林地域を代表する54カ国(アフリカ、ラテンアメリカ、アジア)が3月11日、コペンハーゲン協定に盛り込まれた森林伐採に関する国際的なメカニズムの実施と理解のため、パリに集まった。この会議は、第15回気候変動枠組条約締約国会議の後、2009年12月22日にフランスのサルコジ大統領が開催を予告したもの。
 森林保護は、地球温暖化対策で大きな役割を負う。森林伐採に伴う温室効果ガス排出量は、世界全体の排出量の約20%を占める。これは世界の航空、海運、陸上輸送に伴う排出量よりも多く、大きな環境被害を引き起こしている。
 フランスはコペンハーゲン協定の実施において、また森林を尊重する約束について、機動力を発揮し続けることを望む。直ちに早急な行動と有効な財源の調整を行う必要があり、また、この分野での行動を容易にするため、長期的なメカニズムについて議論を始めることを望む。今回の大規模森林地域に関する国際会議はこの2つの目標に応えるもの。アフリカ、ラテンアメリカ、アジアの大規模森林地域のうち、30カ国は、森林の保護に関する早急な財政措置に関する合意を実施する。
 なお、12月22日には、森林伐採対策分野に力を注ぐノルウェーのストルテンベルク首相が同様の会議を予告した。フランスとノルウェーは協議を継続し、1回目はパリで、2回目は5月末にオスロで開催することを決定した。これらの会議には、目標を共有するすべての関係国が参加することができる。【フランス エコロジー・エネルギー・持続可能な開発・海洋省】

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