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環境ニュース[国内]

欧州委員会、コペンハーゲン以後の交渉の再活性化について戦略を示す

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2010.03.18 【情報源】/2010.03.09 発表

 欧州委員会は、地球温暖化に関する世界的な機運の盛り上がりを維持するための戦略を策定し、協議に付した。協議文書では、EUとして、2009年12月のコペンハーゲン協定を早急に実施すること、特に途上国に対するいわゆる「ファスト・スタート」財政支援を開始することを提案している。
 また、すべての国を地球温暖化対策に参加させるような強力かつ法的拘束力のある合意を取り付けるための努力を続けるべきであるとしている。このためには、コペンハーゲン協定を国連での交渉に統合し、京都議定書の弱点を補強する必要がある。EUの支援活動は、国連交渉を進めるための重要な要素で、欧州委員会は欧州閣僚理事会と緊密に連携し、欧州議会の支持のもと、この問題に取り組むこととしている。
 欧州委員会はこの4月以降に再開される国連の交渉についてのロードマップを協議文書で提案している。コペンハーゲン協定は国連決議として正式に採択されたものではないが、今後の地球温暖化合意の基礎を盛り込んだものとして交渉文書に組み込まれる必要がある。EUとしては、2010年末にメキシコ・カンクンで行われる地球温暖化交渉において法的拘束力のある合意に達する用意があるものの、2011年まで合意がずれ込むかもしれないという見方も示している。【欧州委員会気候変動総局】

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