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環境ニュース[海外]

EU 環境閣僚理事会を開催 生物多様性保全目標などについて合意

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2010.03.26 【情報源】EU/2010.03.15 発表

 3月15日、スペインを議長国として、欧州環境閣僚理事会が開催された。欧州委員会を代表して、ポトチュニック環境委員及びヘデゴー気候変動委員が出席した。
 今回の理事会では、EUにおける2020年までの生物多様性保全目標(生物多様性喪失の阻止、生態系サービスの悪化防止及びこれらの回復、生物多様性の喪失を食い止める世界的な取り組みへのEUの貢献)を打ち出した。また、EU域内における種の保護に関する2050年までのビジョンについても合意に達した。
 土壌枠組み指令に関しては、過去の理事会でたびたび議論され、ドイツ、イギリス、フランス、オランダ等の反対により、もはや政治的に行き詰った状態にあるが、進捗報告について議論がなされた。
 地球温暖化問題については、第15回気候変動枠組み条約締約国会議の結果を評価するとともに、コペンハーゲン協定の早急な実施について決議を採択した。理事会には、次期気候変動枠組み条約締約国会議の開催国、メキシコの環境担当大臣が招かれ、意見交換を行った。
 この他、軽トラックからのCO2排出量、スマートかつ持続可能、総合的な成長を目指す「欧州2020戦略」についても議論を行った。【欧州委員会環境総局】【欧州閣僚理事会】

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