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環境ニュース[国内]

アメリカ環境保護庁、エネルギースター制度で建物の設計と運用を連動化、建物のエネルギー効率向上へ

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2010.06.22 【情報源】/2010.06.10 発表

 アメリカ環境保護庁(EPA)は、商業ビル設計プロジェクト84件が2010年の「エネルギースター適格設計(Designed to Earn the ENERGY STAR)」の指定を受けたと発表した。うち30件以上が、業界全体及びアメリカ建築家協会(AIA)の2030年目標である「CO2排出量の50%以上削減」を満たしている。商業ビル設計のエネルギースター制度は、「エネルギースター適格設計」の指定を受けたビルを建設し、その運用時に実際のエネルギー性能が要求基準を満たすことが確認されればエネルギースター・ラベルを獲得できるという、2段構成になっている。エネルギースター適格設計の指定を受けるには、当該プロジェクトの予定エネルギー性能を現在供用中のビルの平均エネルギー使用量と比較するEPAの無料オンラインツール、Target Finderで75点以上を獲得する必要がある。エネルギースター・ラベルの獲得を目指す建築家やビル所有者は増えており、2004年の制度導入以来、商業ビル250件以上、面積にして合計3700万平方フィート超がエネルギースター適格設計の指定を受け、年間230,000立法トンのCO2排出、年間1900万ドル以上のエネルギーコストの削減が可能になっている。商業ビルと製造工場のエネルギー使用は、全米の温室効果ガス排出量及びエネルギー消費量の半分近くを占めるため、EPAは、1992年から企業や団体とともに、戦略的なエネルギー管理の実践を通じた温室効果ガスの排出削減に取り組んでいる。【アメリカ環境保護庁(EPA)】

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