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環境ニュース[国内]

絶縁油中の微量PCB に関する簡易測定法マニュアル(第2版)を公表

ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2010.07.02 【情報源】環境省/2010.08.30 発表

 環境省は、平成22年6月30日 絶縁油中の微量PCB に関する簡易測定法マニュアルの第2版を作成し、公表した。
 同省では、平成22年1月に「絶縁油中の微量PCBに関する簡易測定法マニュアル(第1版)」を作成したが、その後の検討の結果、新たに絶縁油中の微量PCB濃度の測定に活用可能と判断された測定方法を簡易測定法としてマニュアルに追加し、「絶縁油中の微量 PCBに関する簡易測定法マニュアル(第2版)」として作成したもの。
 追加した測定方法は以下のとおり。

【簡易測定法】
○機器分析法
・硫酸処理/ジビニルベンゼン-メタクリレートポリマーカラム分画 /キャピラリーガスクロマトグラム/電子捕獲型検出器(GC/ECD)法
・ゲルパーミエーションクロマトグラフ/多層シリカゲルカラム/キャピラリーガスクロマトグラフ/電子捕獲型検出器(GC/ECD)法
○生化学的分析法
・加熱多層シリカゲルカラム/アルミナカラム/フロー式イムノセンサー法

【迅速判定法】
○機器分析法
・SO3添加濃硫酸多層シリカゲル処理/キャピラリガスクロマトグラフ/電子捕獲型検出器(GC/ECD)法
・ヘキサン希釈/ガスクロマトグラフ/負イオン化学イオン化質量分析計 (GC-NICI-MS)法
○生化学的分析法
・高濃度硫酸シリカゲルカラム/フロースルー式免疫測定法(イムノアッセイ)
・硫酸処理/DMSO抽出/硝酸銀カラム精製/イムノクロマトグラフ測定法
・加熱多層シリカゲルカラム/アルミナカラム/フロー式イムノセンサー法
・加熱多層シリカゲルカラム/アルミナカラム/間接競合酵素免疫測定(ELISA)法

 同省では、評価検討作業は現在も継続中であることから、検討の結果新たに活用可能と判断される方法については本マニュアルに順次追加し、平成22年7月 1日よりこれらの方法により測定する予定。
 また、今後、廃電気機器等に係る絶縁油のPCBによる汚染状況の確認の際に本マニュアルに定める簡易測定法が活用されるよう、必要な周知等を行うとしている。【環境省】

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