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環境ニュース[国内]

全国星空継続観察 平成22年度夏期の参加者募集開始 前年度結果も発表

環境学習 こどもの環境学習】 【掲載日】2010.07.20 【情報源】環境省/2010.07.20 発表

 環境省は、平成22年7月31日から8月13日までの期間に全国星空継続観察スターウォッチング・ネットワーク)の全国一斉の夏期観察を実施すると発表。併せて、平成21年度の観察結果についても発表した。
 全国星空継続観察は、肉眼や双眼鏡、カメラを使った身近な方法で行う星空観察で、参加者に光害大気汚染などのない清澄な大気への関心を高めてもらうことを目的に昭和63年から毎年夏期と冬期に実施している。
 今夏の星空観察は、期間中に1日以上観察するもので、[1]肉眼での観察:高度の異なる天の川の3部分(白鳥座付近、たて座付近、いて座付近)の観察、[2]双眼鏡による観察:こと座のおりひめ星(ベガ)を含む三角形付近の星について、確認できた星の等級を観察、[3]星空の写真撮影:一眼レフカメラを使用し、天頂部分の夜空をリバーサルフィルム(スライド用フィルム)に撮影──を行い、都道府県や政令指定都市・中核市の大気環境行政担当部局に参加申し込みを行う。詳細は、「環境省子どものページ スターウォッチング・ネットワークhttp://www.env.go.jp/kids/star.html )」を参照。
 平成21年度の観察結果概要としては、夏期が平成21年8月13日〜8月26日にかけて、全国418団体・のべ6,786人の参加により445地点の観察、また冬期が平成22年1月5日〜1月18日にかけて、全国313団体・のべ3,033人の参加により324地点の観察が行われた。
 肉眼による天の川の観察では、高度が低いほど「夜空が明るくて天の川が見えない」という回答の割合が高くなり、地上に近いほど人工光の影響を受けていることが確認できたとしている他、双眼鏡による観察で、規模の大きな都市ほど明るい星しか見えず、星が見えにくいという結果が出たとしている。また、写真撮影したカラースライド写真から求めた「夜空の明るさ(mag/□”)※」の算出結果を、都市規模別・周辺の土地利用状況別にまとめて公表している。

※夜空の明るさを示す単位で値が大きいほど夜空が暗く、星が見えやすいことを示す。
天空の写真をスライドにしてスライド上で星が存在しない部分の明るさ(mag)を単位平方秒角あたり(□”)で示したもの。

【環境省】

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