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環境ニュース[国内]

「風力発電施設に係る騒音・低周波音の実態把握調査」結果概要を公表

大気環境 騒音/振動】 【掲載日】2010.10.08 【情報源】環境省/2010.10.07 発表

 環境省は、全国の風力発電事業者、都道府県に対するアンケート調査を行い、風力発電施設に係る騒音・低周波音の実態を取りまとめ公表した。
 平成22年4月1日現在、稼働中(整備に伴う一時停止中を含む)の自家用・売電事業用風力発電施設であって、総出力が20kW以上のものを対象としました。
 調査は風力発電施設の設置事業者及び施設が設置されている都道府県にアンケート調査票を送付し、186事業者、40都道府県から回答を得た。
 集計の結果では、回答があった389箇所の風力発電施設のうち、騒音・低周波音に関する苦情が寄せられたり、要望書が提出されたりしたことがあるものは64箇所であった。そのうち、調査時点で苦情等が継続中のものが25箇所、終結したものが39箇所であった。
施設の稼働開始年度ごとの苦情等の発生状況をみると、平成18年度以降発生割合が高くなっている。
風力発電設備の定格出力が大きくなるほど、また、1施設当たりの風力発電設備の設置基数が多くなるほど、苦情等の発生割合が高くなっている。
苦情等が継続している25施設において、苦情等を寄せている者のうち、風力発電施設から最も近い住宅までの距離は「300m以上400m未満」が8箇所と最も多く、次いで「200m以上300m未満」、「500m以上600m 未満」、「700m以上800m未満」がそれぞれ4箇所であった。
 同省では、苦情等が終結した風力発電施設について、その具体的な改善方策を調査するなど、引き続き風力発電施設に係る騒音・低周波音の実態解明を行っていくとしている。【環境省】

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