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環境ニュース[海外]

アメリカ環境保護庁、先住民部族の化学物質管理と汚染予防のため委員会を新設

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2011.01.07 【情報源】アメリカ/2010.12.21 発表

 アメリカ環境保護庁(EPA)は、先住民部族に対し、有害な化学物資や汚染防止に関する情報や助言を提供する場として、国の部族有害物質委員会(NTTC)を新たに設置する。
 部族文化、共同体のあり方、環境問題等は、部族により異なることを踏まえ、EPAは、NTTCを通じて、各部族の状況に合わせた効率のよい取組を実施していく方針で、その対象は含塗料の中毒防止、居住区における汚染防止や化学物質の安全対策、部族独特の化学物質曝露の評価など多方面に及ぶとされる。
 EPAは、連邦政府に認定された部族や部族間機関と、これまでも緊密な協力関係と情報伝達を進めてきたが、NTTCはこれをさらに強化し、アメリカ先住民部族の主権や文化の尊重に努めつつ、それぞれの部族に影響しうる化学物質の安全性と汚染防止を図るとしている。これは、部族とのパートナーシップ強化と環境正義に関する会話拡大を重視するジャクソン長官の政策の一環だという。
 NTTCの綱領は現在準備中で、構成メンバーも今後数カ月をかけ決定する。NTTCの最初の会合は2011年春になる見通し。【アメリカ環境保護庁】

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