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環境ニュース[国内]

コカ・コーラシステム、CO2排出総量を2015年までに30%削減する中期目標を策定

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2011.02.10 【情報源】企業/2011.02.07 発表

 日本コカ・コーラと、全国各地で製造・販売を手掛けるボトラー12社で構成するコカ・コーラシステムは、事業全体のCO2排出総量を、2015年までに2004年比で30.3%削減する新たな中期環境目標を策定した。製造部門、物流・輸送(車両)、販売(自動販売機)、オフィスの各分野で取り組みを進める。

 30.3%の削減は、2015年時点のCO2排出総量を2004年と比べて約60万t減らすことになる。60万tは、東京都の面積の約35%に相当する7万5000haの森林が年間に吸収するCO2量に当たる。全事業の中でエネルギー消費の50%以上を占めるのが全国に98万台設置した自動販売機で、2011年から新規購入を機にノンフロン、ヒートポンプ型を導入。ヒートポンプ廃熱利用システムで効率的に加温してCO2を2004年比で46%削減する。

 エネルギー消費の構成比が20%以上の製造部門は、燃料を天然ガスなどに転換するとともに生産方法を見直すことで同10%削減する。同構成比16%の物流・輸送は、輸送の効率化や、トラック輸送を鉄道・船舶に切り替えるモーダルシフトエコドライブの徹底による燃費向上、低燃費車の利用などで同5%削減する。オフィスでは温度管理の強化、クールビズ、ウオームビズを推進していく。

 コカ・コーラシステムは、2009年にCO2排出総量を同17.9%削減している。今回、2015年を目標年にさらに取り組みを加速させることにした。エネルギーに加え、容器、廃棄物、水の領域でも環境負荷を低減する。容器の軽量化、リサイクルを進めるほか、全29工場で再資源化率99.5%以上を目指し、2012年までに全工場で水源保護活動を展開する。

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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