夏から秋にかけては、潮位が年間で最高の時期　気象庁　被災地に注意呼び掛け

　気象庁は、夏から秋にかけては、潮位が年間で最も高くなることから、東北地方大震災により地盤沈下の大きかった地域に対して、浸水・冠水に一層の注意するよう呼び掛けるとともに潮位カレンダーを提供すると発表。
　気象庁の見込みでは、岩手県から茨城県にかけての沿岸では、天文潮位※で見た場合、前回、6月2日の大潮の満潮の潮位と比べて、7～8月の大潮の満潮の潮位は10～15㎝程度、9月～10月の大潮の満潮の潮位は、約20cm高くなり、さらに、台風や低気圧が接近すると、実際の潮位が天文潮位より高くなることから、気象庁が東日本大震災被災者・復旧担当者支援のためにホームページで提供している、気象庁高潮や潮位に関する気象情報に、新たに1時間毎の天文潮位を本年12月分まで追加し、より層の注意を呼び掛けたもの。

※月と太陽の運行をもとに計算した潮位の予測値

【気象庁】