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環境ニュース[海外]

欧州委員会、フッ素系ガス排出量削減に関するコンサルテーションを開始

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2011.10.12 【情報源】EU/2011.09.26 発表

 欧州委員会は、フッ素系ガス排出量の削減のための施策強化に関するパブリックコンサルテーションの開始を公表した。全てのステークホルダーを対象にしたもので、12月19日に締め切られる。欧州委員会によって承認された評価報告書「特定フロン温室効果ガス規則の利用、影響、分析」によると、フッ素系ガス(Fガス)に関する現行の規則は、大きな影響力を持つものの、Fガス排出量は、更なる施策なしでは長期的には現在のレベルに留まるとし、さらに気候変動に影響のない、または影響の少ない代替品への交換が進んでいることから、これらの排出量の削減において費用効果の高い可能性が存在することが示されている。これによりフッ素系ガスは、2030年までに現行の排出量と比較し、3分の2まで削減することが可能としている。パブリックコンサルテーションには、可能性のある施策として新規の自主協定、新製品・設備の禁止、並びに欧州連合域内の市場におけるハイドロフルオロカーボン類の流通禁止が含まれている。現在、Fガスは欧州連合域内の温室効果ガス排出量の約2%を占めている。今後、さらなる施策が実行されない場合、この割合は増加することが指摘されている。【欧州委員会気候行動局】

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