一般財団法人環境イノベーション情報機構
平成23年度「生物多様性保全推進支援事業」(三次募集)の採択事業を決定
【自然環境 生物多様性】 【掲載日】2011.11.14 【情報源】環境省/2011.11.11 発表
環境省は、平成23年11月11日、平成20年度に創設した「生物多様性保全推進支援事業」の平成23年度三次募集の採択事業を決定し、公表した。今回採択した事業は、宮城県の特定非営利活動法人シナイモツゴ郷の会が実施する「市民と農民が取り組むシナイモツゴとゼニタナゴの保全事業」
この事業は、シナイモツゴやゼニタナゴ(共に2007年環境省レッドリストにおいて絶滅危惧種IA類に選定)の重要な生息地である宮城県大崎市の旧品井沼周辺ため池群において、生息環境の改善を図るとともに、遺伝的多様性を維持しながら生息池を保全・拡大する方法を検討・実践する。さらに、農民によるシナイモツゴ郷の米認証制度等の地域の保全体制の強化も併せ、旧品井沼周辺ため池群の生態系の復元を目指すというもの。
採択した事業を実施する協議会等に対しては、国が活動等に必要な経費の一部を交付する。【環境省】