都市整備・建築・開発分野で質の高い環境を目指す行動計画

【環境一般 まちづくり】 【掲載日】2002.04.09 【情報源】フランス／2002.03.28 発表

　環境国土整備省のイヴ・コッシェ大臣は、環境エネルギー管理庁(ADEME)の協力を得て、都市整備・建築・開発分野で「質の高い環境（HQE）」を目指す行動計画を打ち出した。「質の高い環境（HQE)」というコンセプトは、建築分野で発展してきたものだが、ローカルアジェンダ21や持続可能な開発・整備計画の策定といった分野でも新たな手段として求められている。
　行動計画では以下のような提案が含まれている。
−都市整備に応用するHQE基準を策定するための調査
−環境憲章の条項を環境エネルギー管理庁（ADEME）の支援を得て計画の中で補足
−「行政機関のグリーン化」の一環として意思決定権者や公共事業責任者がHQEを具体化するための新たな指標を策定
−環境国土整備省は、特にHQE協会との契約を通じ、「質の高い環境資源センター」の設立に参加
　この行動計画は、政府の新たな国土整備政策にも盛り込まれ、地方自治体や地域関係者が持続可能な開発を行動の基本原則としていくよう支援する。
　なお、行動計画に関する資料はプレスリリースのページから入手可能。【フランス環境・国土整備省】